site.title

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(334)

2026年2月4日


 これが廃止され、さらに実質三㌫の利子が課せられることになったのだ。

 融資全体の予算額も、大幅に縮小された。

 連邦政府は財政危機から脱するため、予算を切りまくっていた。

 農業界は、一瞬、息を呑み、言葉を失い、表情を凍り付かせた。

 ある銀行の農業融資担当者は、筆者を前に、

 「これは、大変なことになりますヨ」

 と呟いた。

 農業界は瀬戸際に追い込まれた…というニュアンスであった。


 中沢源一郎、没す


 一九八四年の末、スール・ブラジルの理事長中沢源一郎が他界した。七十七歳。

 後任は、戦前一世の富森敏雄専務、専務は二世の笠原定尚理事が継いだ。

 中沢は、この組合を、経済雑誌EXA...

会員限定

有料会員限定コンテンツ

この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。

認証情報を確認中...

有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。

PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。

Loading...