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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(333)

2026年2月3日


 しかし実際は、その逆であったわけだ。

 もっとも、コチアに於ける無責任体質は、ある元役員によると「昔から、そうで…」という。

 そういう調子で、暴風雨下、船の舵をとっていたわけである。


剣ヶ峰をよろめきながら…


 同じ八〇年代初期、原油価格は、第一次ショック以前の十倍以上になった。

 ためにブラジルの石油輸入額は、国の総輸入額の半分近くを占めてしまった。

 国際金利は一八㌫にハネ上がり、対ブラジル融資はスプレッド(特別金利)が加算され、二〇㌫という超高水準となった。

 外債は八五〇億㌦を越え、外貨準備は底を尽いた。

 フィゲレード政権は米国、IMFの支援を取り付け、全世界七百の債...

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