茨城県人会で盆踊り盆太鼓講座=日本祭りでの発表目的に

ブラジル茨城県人会(飯田武光会長)と民謡活動を行う「サンキューチーム」(玉那覇貞夫代表)共催の「盆踊り・盆太鼓講座」が、4月20日午前10時から同県人会館で開かれ、非日系人を含めた一般参加者など約30人が出席した。
同講座は、7月に開催される県連主催日本祭りでの盆踊りと盆太鼓演奏披露を主な目的に開かれたもので、今後の練習を兼ねて5月18日と6月22日にも実施される。
浴衣姿で参加した茨城県人会の飯田会長によると、7月の日本祭り会場では櫓が組まれ、参加者全員で楽しみながら踊る予定だという。
この日、最初に行われたのは和太鼓の叩き方の練習で、サンパウロ市を拠点に活動する「隆盛太鼓」メンバーの毛利レアンドロ鉄男さん(33、3世)が指導。2人一組で交代しながらリズムを取ったり、太鼓を叩いたりし、慣れたところで三味線演奏を入れて「北海盆唄」を演奏した。

休憩を挟みながら後半は、サンキューチームが「北海盆唄」と「炭坑節」の踊り方を指導。手の振り方、体の開き方、足の運び方、「ハー、どうした、どした」などの掛け声も練習し、最終的に和太鼓を中心にして輪になり、参加者全員で盆踊りを楽しんだ。
玉那覇代表(38、3世)は、5月1日の「第2回関東ブロック運動会」でも盆踊りと盆太鼓を披露するとし、残り2回(5月18日、6月22日)の講座への参加も呼びかけた。
飯田会長は「今日は連休の合間にも関わらず、大勢の人に集まっていただき、ありがとうございました」と感謝の気持ちを表し、7月の日本祭りに向けて意気込みを表していた。