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書評=「外国人問題」の背後に潜む日本の闇=「共生」の覚悟問う移民魂の旅路

2026年2月19日

『褐色の血(下)第3部ヘイト列島』
『褐色の血(下)第3部ヘイト列島』

 一世紀を超える日本移民の流転を描いた大河小説『褐色の血』がついに完結した。ブラジルの大地で汗と涙を流した一世、その開拓精神を受け継ぎながらアイデンティティの狭間で揺れる二世たち。本シリーズが丹念に紡いできた日系人の歴史は、この第3部「ヘイト列島」において、かつての母国・日本へと舞台を移し、現代社会が抱える最も鋭利な課題へと接続される。

 物語は、サンパウロの貧民街に生きる子供たちのための夜間学校「テレーザ学園」設立を夢見る主人公・トニーニョと妻セシリアが、建設資金を稼ぐために「デカセギ」として訪日するところから始まる。彼らが降り立ったのは群馬県大泉町。「日本のブラジ...

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