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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(296)

2025年11月28日


スールの専務中沢は、同じ産組経営者として、下元の「篩にかける」狙いに気づいたのである。

コチアから飛び出した組合精神に乏しい連中が、一斉にこちらに向かって来ていると驚き「入会には当分、厳重なる制限を…」と、発表してしまったのである。

が、これは組合員や従業員を混迷させた。

何しろ、それまでは事業戦線を州内全域、さらに州外へ広め「グングンと伸び行くわが組合」と、誇っていたからである。

それを納得の行く説明もなく一変したのだから、混迷は当然で、士気を沮喪させ、すこぶる不評であった。

これには中沢も(シマッタ!)と思ったようで、直ぐ販売場所の増加、新倉庫の確保の手を打ち...

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