深夜3時着を救った「Fast Sleep」=〝空港難民〟に救世主現る!?《記者コラム》
「グアルーリョス国際空港に、こんな〝神スポット〟があったのかよ!」――初めて簡易ホテル「Fast Sleep」を使った記者は、思わずそう叫びたくなった。
話は、ある深夜のこと。当時バイア州に住んでいた記者は、ちょっとした用事で久々にサンパウロへ。ペルナンブコ州ペトロリーナから飛行機に乗り、無事にグアルーリョス空港へ到着――したのはいいが、時刻はなんと午前3時。これが、なかなかの〝地獄タイム〟だった。
予約していたエアビンビはチェックインが15時以降。夜中に街へ出たところで行く場所はないし、店は軒並み閉まっている。おまけに治安を考えれば、わざわざ市内に出るのもリスクが高い。「さて、どうする?」と頭を抱えたそのとき、ふと思い出したのが空港内の簡易ホテル「Fast Sleep」だった。
「Fast Sleep」はターミナル2の地上階にある「ちょい寝専用」の宿泊施設。全65室を備え、乗り継ぎ客や長時間待機の強い味方だ。料金は時間制で、1時間単位から利用できるという手軽さもポイント。
記者が選んだのは2人部屋。2時間ほどの利用で約180レアル。「正直、ちょっと高くないか?」と最初は思ったが、これが後に180度評価がひっくり返ることになる。
部屋に入った瞬間、その考えは吹き飛んだ。目に飛び込んできたのは、でかくてフカフカのダブルベッド。まさに〝秒で寝落ち確定〟の安心感だ。空調もバッチリ効いていて、テーブルや水も用意されている。深夜の疲れ切った体には、この環境がとにかくありがたい。
さらに驚いたのがバスルーム。段差のないフラット設計で、やけに広い。「これ、本当に簡易ホテルか?」と疑うレベルだ。洗面、トイレ、シャワーが一体になったオープンタイプで、手すりや折りたたみ椅子まで完備。バリアフリー対応も抜かりない。シャワーの水圧も温度も文句なしで、しっかりリフレッシュできる。
最初は割高かなと思ったけど、これはむしろ〝安い投資〟だった。もしあのまま空港内をウロウロしていたら、疲労は倍増していたに違いない。安全に、しかも短時間でしっかり休める――その価値は、数字以上に大きい。
しかも施設内では、お菓子や飲み物といった軽食も手に入る。深夜帯でも〝完全に詰む〟ことはないのが心強いところだ。
「変な時間に空港に着いたら、とりあえずここ行っとけ!」――記者はそう太鼓判を押したい。長時間トランジットや、行き場を失った深夜の数時間。この「Fast Sleep」は、そんな〝空港難民〟を救う頼れる存在かもしれない。(淀)









