文芸
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=156
「大丈夫だ。若いんだからマラリア病菌なんか直ぐ駆逐できるよ」 思いなしか、良子は少し衰弱しているよう...2024年6月18日
読みどころ一杯の『西風』=充実のコラムや小説20編以上
『西風』19号表紙 西風会は4月、同人誌『西風』19号(362頁)を刊行した。在米邦人のコラムも複数...2024年6月15日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=155
「蛍火は、死人の人魂だって聞いたけど、ほんとなの?」 「いや、そんなこと、あるもんか」 「わたし、恐...2024年6月13日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=154
「信二さ~ん」 と、戸外で少女の声がした。さ~ん、とアクセントをつけて呼ぶのは、三軒隣に住む、幼馴染...2024年6月12日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=153
(#)ダイヤモンドや貴金属の採集・採掘者。金剛石鉱山夫。 (*)一九二五年、「失われた古代都市」を求...2024年6月11日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=152
「なるほど、能書きは不要だ。味で解る」 「お前、暑苦しい格好だ。そのシャツを脱げよ」 ジュアレースも...2024年6月8日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=151
(十一) 田守がこの地に住みついて二年ほど過ぎた。 ある時、ひょっこりやってきた男は、去る日、妙な口...2024年6月7日
小説=流氓=薄倖移民の痛恨歌=矢嶋健介 著=150
「俺は無能者だけどな、ジョンよりは正直だし、処世術は田守にも負けない。車を貸すなと助言したのも当たっ...2024年6月6日