連載小説

小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=15
運平は首を振った。 「便所はないよ。その辺の木陰でするのだそうだ。すぐ、放し飼いのブタが来て、片付け...2024年8月3日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=14
星明りの下に、黒々と蛇腹のようにうねって、長屋が幾つも並んでいた。近付けば近付くほど、それが粗末は小...2024年7月31日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=13
停車場の前に牛車が二台待っていた。車輪が大人の丈ほどもあって、一台を八頭の牛で曳く大掛りな牛車だった...2024年7月30日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=12
だが実務家的な面もあった。農場入りに備えて日常単語をコツコツと覚えておいたのも、その一面である。それ...2024年7月27日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=11
今までの彼は、なるべく運平と視線を合わさぬようにしていた。 西は笑いながら、 「仲良くやりましょう」...2024年7月25日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=10
だから、皇国移民会社の通訳募集に応じたのもブラジルに興味があった訳ではなく、ましてや移民事業に共鳴し...2024年7月24日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=9
平野通訳は鹿児島移民を主とした二十三家族を連れてグァタパラ・コーヒー園へ。鈴木貞次郎もグァタパラに近...2024年7月23日
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小説=「森の夢」=ブラジル日本移民の記録=醍醐麻沙夫=8
汽車の中で出たサラミのサンドイッチが喉に通らなかったので、油粥のようだと思いながらもお替りをする人も...2024年7月19日
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