ぶらじる俳壇=168=伊那宏撰
イタペセリカ・ダ・セーラ 山畑泰子
積乱雲嵐を呼ぶか育ちゆく
ただ灼けて耐えるしか無し畑の物
星の夜昼の酷暑を忘れさせ
〔昨今の夏の暑さは筆舌では言い難いほどだ。地球が炎上していはしないかと思わせるほど厳しいものがある。熱中症による死者の数はどの国も急上昇中、炎天下での作業を禁じているのは今や世界の常識となっている。そんな昼間の暑さも夜ともなれば嘘のよう。この夜と昼の著しい温度差は、海岸山脈圏内に位置する御地を含めた一帯の特徴。雨量も多く、近郊農業として野菜栽培には最適の地と言われる所以である。酷暑に耐えた後の煌めく星を眺めての夕涼みは、また格別なもがあろう〕
セザリオ・ラ...
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