JICA協力隊員リレーエッセイ=ブラジル各地から日系社会を伝える(52)日本語教育、日本文化紹介、現地教師育成に貢献=リオデジャネイロ日本語モデル校 栗田典和
私の配属先はリオデジャネイロ日本語モデル校です。1973年に開校し、1996年にはJICAの助成を得て体育館兼講堂が完成し教室も改装されました。市内の日本に関心を持つ日系人及び非日系人を対象に日本文化を紹介し、日本語教育を実施しています。その他にも、日本の伝統に基づく行事の開催、剣道、卓球などの活動も毎週行われています。
配属先からは学校スタッフ、現地教師と協力して活動するよう要請がありました。具体的には、日本語クラスの実施、日本文化紹介イベントの実施、現地教師の育成などがありました。
私は赴任当初に作成した活動計画に①平日のクラスの開校、②現地教師への日本語支援、③日本語関連のイベントの継続した開催を目標として掲げました。
2年間の活動を終えた成果として、平日のクラス開校では文法クラス、JLPT(日本語能力試験)対策クラス、会話クラスの3つのクラスを新規に開校する事が出来ました。
文法クラスでは初級と中級のクラスを平日に開校することで、学習者に土曜日以外のクラスを選択できる様にした事などが成果の1つだと考えています。
会話クラスもオンラインでの開校となりましたが、日本のニュース動画などを題材に実践的な会話力を身につけられたと感じています。
現地教師への日本語支援も、継続的にオンラインで実施する事ができました。日本文化やニュース動画を使用し実践的な会話を学習できる内容でした。
日本語関連のイベントでは、「お話し大会」へ2年連続、学習者を指導できた事が1番の成果だと感じています。
私がブラジルでの生活の中で1番の思い出となった出来事は、昨年日本とブラジルの外交関係樹立が130周年を迎えた記念の年に佳子内親王殿下がブラジルを公式訪問された事です。
2025年6月13日にリオデジャネイロを訪問された際に、リオデジャネイロ日系協会・在留邦人主催の歓迎行事が催され私も参加しました。
その歓迎会で佳子内親王殿下と直接お話しできる機会がありました。自己紹介と簡単な活動の内容をお話ししました。殿下からは活動の成功を期待しているとのお言葉を頂きました。短い時間でしたが、とても貴重な体験をさせて頂きました。
これからも日本とブラジル両国が、幅広く、様々な形で友好関係が一層深まるとともに、お互いが寄り添い合っていく関係を続けていく未来を切望しています。








